颯(そら)の家

颯(そら)の家
設計・監理 有限会社カシワギ・スイ・アソシエイツ一級建築士事務所

「風が立つ」と書いて「颯」。風の吹く音を表す表意文字です。周囲の水田に風が吹き渡り、稲の揺れる様は風の音が見える瞬間です。心地よく風の吹き抜けるこの家で、ご家族が素敵な時を育まれるよう「颯の家」と名付けました。
外観は3つのボリュームで構成されています。平家のボリュームに、玄関、外部収納、水廻りをまとめ、2つのボリュームの内部は、間に階段をはさみ、LDKを中心にしたスキップフロアの構成になっています。LDKから半層下がったフロアには畳室を、リビングの吹抜けに面し、半層上がったフロアにはガラスで仕切った寝室を設け、庭に面した大開口から光を取り込めるようにしました。キッチンと畳室の上部には子供室を配し、リビング吹抜けとの間にあるルーフテラスと繋げています。夏には家の内外から伊那周辺の花火も楽しむことができます。
●場所:長野県伊那郡南箕輪村 ●主要用途:専用住宅 ●家族構成:夫婦+子ども2人 ●構造工法:木造在来工法 ●竣工:2018年7月 ●建物規模:地上2階 ●敷地面積:357.06m2 ●建築面積:87.93m2 ●延床面積:112.73m2

颯(そら)の家

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